不正出血

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不正出血とは

不正出血とは不正出血とは、生理(月経)時以外に性器から出血が起こる状態です。
不正出血の色は赤色、また少量の出血では茶色の場合があり、子宮頚がんや子宮体がんなど、症状の奥に重篤な疾患が隠れている可能性もありますので、不正出血がある時はお早めに大阪・西梅田にあるDOJIMA LADIES CLINIC(堂島レディースクリニック)へご相談ください。

不正出血の原因

不正出血の原因不正出血の原因として、性感染症、ホルモンバランスの乱れ、子宮腟部びらん、子宮頚がんや子宮体がん、子宮頚管ポリープ、子宮内膜ポリープなどの病気、その他、排卵・妊娠時の出血や性交時の受傷などが考えられます。
不正出血の治療では、まずは必要な検査を行って原因を特定し、原因疾患に応じた適切な方法で改善を目指します。

ストレスが原因で不正出血することもある ?

不正出血の原因の1つに、ホルモンバランスの乱れがあります。
ホルモンバランスの乱れは、強いストレスや過労、不規則な生活、栄養不足(無理なダイエットが多い)、無排卵などによって引き起こされます。つまりこれらが、間接的に不正出血の原因になることがあるのです。上記のようなリスク因子が思い当たる方は、受診の際にお伝えいただければ、診断に役立てます。
ホルモンバランスの乱れはどの年代でも起こり得るものですが、特に思春期、更年期(45~55歳くらい)の女性はホルモンバランスが変動しやすいため、注意が必要です。
なお、ホルモンバランスの乱れを原因として起こる不正出血のことを「機能性出血」と呼びます。

不正出血が止まらない。どのくらい続いたら病院に行った方がよいか

不正出血が止まらない。どのくらい続いたら病院に行った方がよいか一般的に、2週間以上不正出血が続く場合には、医療機関で検査や止血処置を受ける必要があります。また不正出血の量・回数が多い場合には、貧血も懸念されるため、3日続けば受診するようにしてください。
もちろん、これらは目安です。これまで一度もなかった不正出血が起きて心配、早く原因を知って安心したいといった場合など、すぐにご相談いただいても構いません。

不正出血と生理の違い

生理じゃない(生理前・生理後)に血が出ることもある?

生理じゃない(生理前・生理後)に血が出ることもある?不正出血とは、生理ではない女性器からの出血のことです。
生理の場合、妊娠の準備のために厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかった時に剥がれ落ち、血液として体外へ排出されます。個人差がありますが、平均的には1カ月周期で訪れ、3~7日にわたって続きます。
一方の不正出血の場合、何らかの疾患・妊娠・性交時の受傷などを原因として、生理の時期に関係なく起こります。また、生理と不正出血が重なることもあります。
生理の出血と不正出血を、ご自身で見分けることはできません。「生理が早く来た/生理が長引いている」という場合には、実は生理前や生理後の不正出血が起こっている可能性もあるということです。
明らかに生理期間から外れたタイミングでの出血があった場合だけでなく、生理の時期・期間が変わった(ように感じる)場合にも、不正出血を疑い、受診されることをおすすめします。

不正出血の色(茶・黒など)と量について

不正出血の現れ方はさまざまです。よくある具体例をご紹介いたしますので、以下のような出血があった場合には、不正出血の可能性を考えましょう

不正出血の色(茶・黒など)と量について

  • 茶色のおりもの(黒っぽいことも)
  • 生理期間以外に鮮血が出た
  • 生理が早く来た・長引いている
  • 下着、トイレットペーパーに血液が付着した
  • 性交後に出血があった
  • 閉経したのに、出血があった

    不正出血の種類

    器質性出血

    性感染症、子宮腟部びらん、子宮頚がん、子宮体がん、子宮頚管ポリープ、子宮内膜ポリープといった疾患を原因として起こる不正出血です。
    診察・検査によって病気を特定します。場合によっては治療が必要なこともあります。

    機能性出血

    ホルモンバランスの乱れを原因として起こる不正出血です。ホルモンバランスを乱すリスク因子としては、強いストレス、過労、不規則な生活、栄養不足、無排卵などが挙げられます。現代日本における栄養不足とは、ほとんどが無理なダイエットを指します。

    中間出血

    生理と生理のあいだの排卵によって引き起こされる不正出血です。排卵出血とも呼ばれます。病的なもの・異常なものではありません。
    基礎体温の記録などから排卵期と出血のタイミングが一致していれば基本的には心配ありませんが、他の病気が隠れている可能性もあります。自己判断せず一度ご相談いただくことをおすすめします。

    その他

    妊娠に際する着床時の出血、妊娠中の出血、性交時の受傷を原因とする出血などがここに分類されます。
    原因不明の出血でお困りの方は、お気軽に当院にご相談ください。

    不正出血が原因で考えられる病気

    不正出血がある時、考えられる病気として次のようなものがあります。

    機能性出血

    ホルモンバランスの乱れや無排卵などが原因で起こる不正出血です。

    性感染症

    クラミジア感染症、淋菌感染症、腟トリコモナス症などの性感染症が原因で、不正出血が起こる場合があります。
    性行為を介してこれらに感染し、腟や子宮頚管に炎症が起こることで不正出血が生じます。

    子宮筋腫

    子宮にできる良性腫瘍で、子宮の中に発生する粘膜下筋腫の場合不正出血を起こすことがあります。

    子宮内膜ポリープ

    子宮内膜に発生する良性ポリープです。

    子宮頚管ポリープ

    子宮口に発生する良性ポリープです。

    子宮頚がん

    子宮頚部に発生する悪性腫瘍で、若年代の女性で増加傾向にあります。

    子宮体がん

    子宮体部に発生する悪性腫瘍で、不正出血のほか、おりものに血が混じることもあります。特に閉経後に不正出血がみられる場合、子宮体がんが隠れている可能性があります。

    排卵出血

    排卵期に起こるエストロゲンの分泌量の急激な増減により、子宮内膜が一部剥がれ落ちて、生理時のような出血が起こる場合があります。
    これを排卵出血と言い、前回の生理と次回の生理の間に起こることが多いです。

    不正出血の検査

    子宮がん検査

    子宮がん(子宮頚がん・子宮体がん)の可能性を除外するために検査を行います。
    重篤な疾患を見逃さないための重要な検査となります。

    エコー検査

    子宮や卵巣を調べて、不正出血の原因となる病変がないかどうか確認します。

    腟鏡を用いた視診

    おりものの状態や腟内・子宮腟部の傷の有無を調べるために、腟鏡(クスコ)を用いて腟内を深部まで観察します。

    性感染症検査

    クラミジア、淋菌、トリコモナスなどの性感染症により不正出血が起こる場合があるため、腟鏡(クスコ)を用いて検査を行い、これらの性感染症の有無を確認します。

    不正出血の治療

    不正出血への治療方法は、原因によって異なります。

    ホルモンバランスの乱れ

    多くの場合、経過観察で自然に出血はなくなっていきますが、長期間出血が続いたり量が多かったりした場合には、ホルモン剤の内服薬を使用する場合もあります。

    炎症(腟炎)

    炎症を起こす原因菌を特定した後、必要時抗生剤の処方や腟洗浄を行い、治療薬を腟内に挿入をします。

    腫瘍

    悪性腫瘍(がん)が原因と疑われる場合には、より専門的な診査・診断が受けられるように専門機関をご紹介します。

    受傷

    軽度の傷であれば自然治癒し、出血は止まりますが、縫合が必要など、重症の場合には連携医療機関をご紹介いたします。

    妊娠

    通常、妊娠初期の出血は安静にて経過観察し、時間が経過するにつれて治まりますが、産科で経過を診てもらうようにしましょう。

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